看護師の初任給は大卒で約平均20万円程度で、一般的にも高いと言われています。ですが、数年経つと、いつの間にか金額が会社員に追い抜かれていることも珍しくありません。そこで看護師が給与を上げていくには、どのような方法があるのでしょうか。給与を上げる方法の一つは、医療に関する資格を取得することです。
看護師の給与アップに役立つ資格として、たとえば認定看護師の資格が挙げられるでしょう。認定看護師とは、特定の分野で豊富な知識や高いスキルを身につけている看護師のことです。しかし、看護師になって早いうちに給与アップを狙い、認定看護師の資格を取得しようと思っても簡単に取得することはできません。
認定看護師の資格を取得するには、看護の実務経験が5年以上あり、その中で特定分野に3年以上従事した経験が求められます。もし、認定看護師の資格を取得したいと考えているのであれば、診療科を転々とするのではなく一つの分野を極めることが大事になることは覚えておきましょう。
そして、専門看護師も給与アップにつながる資格です。専門看護師は、医療ケアはもちろん患者やその家族の相談に乗ったり、看護師を育成したりと、医療ケア以外でも高い水準が求められます。こうした資格を取得していれば、職場での立場も変わり給与アップが図れるでしょう。給与アップには実務経験やスキルが必要になりますが、今まで以上に責任感を持って仕事に取り組んでいくことが大切です。